プロラタ方式とは、「比例配分できる(Proratable)」の略称であり、債権者が複数いる場合の債務返済において、各債権者からの借入金額に応じて比例的に返済額を決めて返済することです。 具体的には複数の金融機関からの借入金をリスケジュールする際の返済方法としてや、M&Aにおいて譲受する際の資金を複数の金融機関から借入れる場合の返済方法として用いられます。プロラタ方式では、企業がこれまでの付き合いやサービス等を考慮することなく各金融機関を平等に扱うため、各金融機関からの信用を失いにくいというメリットがあります。