TOB(株式公開買付)とは?友好的・敵対的TOBの意味や防衛策を解説

M&Aを行ううえで主に上場企業の買収手段の一つとして用いられるのが「TOB(株式公開買付)」です。「TOB」とはTake-Over Bidの略で、市場を通して行う株式の買い占めとは異なり、期間・価格・株数等を公告したうえで、証券取引所を通さず対象企業の株式を既存株主から大量に買い付けることを指します。
TOBは海外の大企業間で行われているイメージが強いかもしれませんが、日本でも積極的に行われています。実際に、2018年だけでも既に28件(2018年10月12日現在、買付け中を含む)のTOBが行われています。大きな話題となった事例として、7月に公表されたソフトバンクグループ株式会社によるヤフー株式会社へのTOB(株式公開買付)や、伊藤忠商事株式会社によるユニー・ファミリーマートホールディングス株式会社のTOBがあげられます。このように事例が非常に増えているため、あらゆる上場企業がTOBの対象となる可能性があります。
本記事では、TOBの目的や手法、TOBに対する防衛策、具体的な事例までわかりやすく解説します。特に上場企業の経営者や法務、経営企画担当の方は正しく理解しておきましょう。
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